殺人鬼と宇宙人とうさぎ。

ロシアン・ルーレット(2010/アメリカ)


とある館に、それぞれ番号の付いたTシャツを着せられた17人の男たちが円になっていた。その周りには、多額の金を各プレイヤーに賭ける男たち。ここでは、命を賭けた集団ロシアン・ルーレットが行われようとしていた。ゲームの勝率はわずか1%。果たして彼らは殺人者になるのか、被害者になるのか、それとも─!?

原題:13

緊迫感と役者の演技力で魅せる映画。
観終わったあとの「で、結局何が言いたかったんだろう」感は否めません。
いや、必ずしも映画がメッセージ性を含んでいる必要はないわけですが、この作品の場合は何か言いたげな空気みたいなものがあるからこちらもそういう姿勢で臨んでしまうんですよね。

あえて細部を説明せず、場面や背景の描写も台詞ではなくキャラクターの表情や空気だけで語ることにこだわりと一貫性を感じますが、どうもそのせいでキャラクターの奥行きが狭まってしまっているように思う。
主人公だけじゃなく脇キャラも同じく。誰にも感情移入できないというのは、こういう閉鎖的なストーリーにおいては痛手です。

そしてなんといっても救いのないラスト。
作品全体の空気感から、ハッピーエンドで終わりそうにないことは薄々予測してましたが、いざ目の当たりにするとやっぱり胸が痛みます。

主人公は多分、自分が最後まで勝ち残ったのは人より判断力が優れているからだとでも勘違いしてしまったのでしょうね。ただの強運やまぐれじゃなく。
だから自分を信じて他人は信じないことにした。
その思い上がりを捨てて素直に家まで送ってもらえば、あのようなラストを迎えることはなかったのかも……

でも実際、あんなゲームに参加させられたあとで他人を信用できると思うか?と問われればNOなわけで、一概に主人公を笑えも責められもしないのが正直なところ。
せっかく強運でゲームを生き残ったのに…いや、むしろゲームで運を使い果たしたと言うべき? なかなか皮肉が利いてるエンドです。

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